■わたしの身体に五つの御題。


指先:只、少し、触れただけ。
両脚:遙かな願望にすくんで。
(叶うはずもないと、そう、信じつつ求む)
眼球:薄い肉に隔てられただけで闇。
(怖い怖いと目蓋を降ろして逃げる)
頭部:ぎち、ぎちぎち、音が。
胴体:奥に、奥に、巣くうが如くと、消えぬようにと。
(これは、大切な、思いなのです)




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