愛したい
愛したい
美しいものも、醜いものも、
人も、此の色眼鏡の世界も、
一体何が素晴らしいのか
一体何が駄目なのか
分かっていることも分からないことも
疑問があるのかすらも分からないまま
愛したかった
愛してみたい
一体何をか
<私の先>
世界は自分中心で出来ていると思っていて、
(魚眼レンズで映した様な取り囲む世界)
自分の世界は自分だけのものだと思っていて、
(声を上げれば欲求が叶えられた世界)
それでも上手くいくことは何一つなくて、
(それは世界の産声だったのだけれども)
眼を閉じて首を振って耳を塞いで声を荒げて、
(そのまま続くと思う愚かさか、信じる甘さか)
私はいつまで王様のまま。
<沈み往く国>
溶け出した王冠、気付かない振りをして
ありもしない屍の群れ、あるのだと嘆く
いらないのだ
いらないのだ
本当は、そんなもの。
あるはずもないもの
欲してもいないくせ
私のものだと叫ぶ。
差し出された腕、敵だとなじって
震える笑み、蚊帳の外から茫然と。
はらはらと雨、足元が崩れる予感。
<滅び往く国>
さぁさ
千年ぶりのような恋をしよう。
蟻の這う地面に、痛いくらいの空に、反吐を呼ぶような世界に、彼方に、
さぁさ
千年ぶりに恋するように
<何かが変わる>
わすれね草が泣いていて
それが私は悲しくて
私と、彼方、
悲しくて
<相思>
わすれね草の花言葉は、
わたしを、わすれてください。
2007.04.21 <私の先> 以下5本