助けて助けて
いらない私に火を付けて
痛みもなく ゆらゆらと燃えて
ゆっくりと 消えてしまえたら
誰か見て
忘れて欲しいけれど
私など居なかった、と
それすら忘れて欲しいのだけれど
ただそっと
燃えて 煙となって
空気と混ざってしまいたいけれども
自分で火を付けることすら怖くて
助けて助けて
誰か 何か 私を
何でもない物として下さい
助けて助けて
見て下さい
どうして、私を
救って下さい
<求める矛盾>
夢とも現とも 知れぬまま
追えども追えども
足さえ分からず
<それで何を見るつもりか>
ひたひた、秋、近付いてくる、ある日
はらり一枚、葉が落ちた 枯れる葉
眩しい日
雲がない
乾いた土の上一匹、蝉が死んでいた
夏が終わった その日
ある事がないはずの 切り離された
その日だけ
はらり はらりと
雪が降っても許される気がした
<涙も許されるような日>
考えることが痛い
ならいっそ死んだらと
笑えることが辛い
海の様な黒い空に
打ち上げる様に
落ちていって
夢を見ている様な
錯覚のまま
消えていける様に
痛いも辛いもない様に
悪い夢などない様に
ただ眠りたい
<せめてもの希望>
空気が遠い
声が遠い
私が遠い
何故あの時と
悔やめど悔やめど
あの時とは
一体どれの事なのか
多過ぎて
生まれてきた事か
生きてきた事か
何故あの時と
思うけれど
今が遠くて
葬式の時の寺の畳とか
とんぼが飛んだ冷たい空とか
蝉の転がった公園の土の上とか
少なくとも今より近い
生まれてきた事とか
生きてきた事とか
生きている事とか
私など
と
笑いたかった事とか
泣いていなかった事とか
私など
いらないよ
と
笑っていられた事とか
<ぐるぐる回る>
<求める矛盾>以下5本。