触れれば近付くのか、
犯せば埋まるのか、
殺せば得られるのか、
それともどこか夢想のままなのか、


<それとも>





緑の風の、
その後を追おうとして唯独り現見上げて、
黒の海の、
その底に触れたくてゆらゆらと叫び唄って、
紫の空の、
その先を見たくて迷う事なく歩き続けて、
今も、私は、
青の夜の、
その中でとぷりとぷりと泣くばかり、


<無題>





どれほどを望んで、
どれほどを壊して、
どれほどを欲して、
どれほどを捨てて、
私には、どれほどが、


<振り返り生きる事なんか>





月ぞ宿って 花よ、雨
血塗れて咲いた骸を抱いて
ほえるか笑むか
狂って死ぬか
幸せとうろう
ともして流そか
それとも二人で流れよか


<とうろう>





かげろう舞い、
まぶたには貴方が映る貴方が笑う
かげろう揺れ、
私は踊る、貴方の眼よ私を視て貴方の腕よさあ此方
かげろう重い、
とらわれた私はただ唄うばかり


<座ったまま>





何もかも、
壊れてしまえと願う夜
私など、
死んでしまえと思う朝
感じようと、
欲しようと、
祈ろうと、
ただただ世界は美しく


<私が生きる余地>





時々、とても疲れた気分になる。
死にたい気分というより、生きていたくない気分に近く、
生きていたくない気分より、生きている事を忘れたい気分に近く、
生きている事を忘れたい気分よりも生きている事を休みたい気分に近い気がする。


2006.10.04 <それとも>以下6本

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